今回、皆さんも聞いた事があるであろう
「おまじない」というものについてお伝えしたいと思います。
霊能的に見たおまじない。
やり方や込め方にもよりますが、ハッキリ言ってしまうとこれは
呪いの類と同じものであることがほとんどです。
例えば、私が小学生の頃に流行っていたおまじない。
・好きな人の名前をインクが無くなるまで書き続けることが出来れば両思いになれる
・消しゴムに好きな人の名前を書き、誰にもバレないように使い切ることが出来たら両思いになれる
・黒板に相合傘と自分の名前、好きな人の名前を書いて、誰にもバレずに全部消すことが出来たら両思いになれる
…など、思い付く限りでもこれだけありました。
しかし、霊能的にこれを解説するとしたら
自分の想いに念を込め、好きな人に念を送り続けるという行為をしてしまっている事になります。
嫌いだから念を送るか、好きだから念を送るか…
呪いの類と変わらない、というのはこういった理由からですね。
しかも、嫌いだから念を送るという場合よりも
好きだから念を送ってしまっている場合の方が厄介なケースが多いんです。
嫌いで念を送る場合は
・この人に上手くいってほしくない
・失敗してほしい
・痛い目に遭ってほしい
・私より幸せになるなんて許せない
…など、ざっと見ても分かるように
ほとんどが「負の感情」から湧き出てくるものなので、どんな理由であれ他人にこれを念としてぶつけてしまうと
形を変えて、必ず自分に跳ね返ってきてしまうんです。
だから、多くの場合長くは続かないことが多いんですが…
これが「好き」から来るものの場合。
・なんとしても振り向いてほしい
・この人にちゃんと愛されたい
・この人をもっと知りたい
・何してるんだろう、と常に氣になる
…など、好意的な理由で相手に向けられている場合。
プラスな氣持ちで念をぶつけててもダメなの?と普通は思うでしょう。
よく考えてみてください。
好きでも嫌いでも、片側の想いが相手に対して重すぎた時…
この状況で上手く行っている人、なかなか見ないと思いませんか?
どうして上手くいかないのか。
これは、念を向けられる側が本能的に察知して距離を取ろうとすることがあるからです。
「氣」というプラスなエネルギーであれば話は変わってきますが
理由はどうであれ、向けられているものが「念」で
しかもそれが、自分に対する執着やある種の執念から来ているものだとしたら…
誰しも、一緒にいて心地が良いとは思いません。
そして、霊能的に見ても
想いが純粋であればあるほど、念の強さもより強くなります。
好意的に受け取ってくれる相手であれば効き目も高くなりますが…
自分のためのおまじない、なのか
誰かのためのおまじない、なのか…
人の想いというものは、なかなかバカに出来ない強さがあります。
呪いに対して「呪い返し」というものがあるように
私の所に来られた依頼者さんにも、おまじないや呪いの類のものを相手にかけたところ
相手から無意識に跳ね返されてしまい、最終的には自分が苦しんでしまう…というケースが頻発していたこともあります。
「人を呪わば穴二つ」
おまじないや呪術の類。
間違った情報に振り回され、皆様が御自身の運氣まで棒に振ることがありませんように。
霊能的にも、人としても、やらない方が良いことは避けていきましょう。
さて、長くなりましたが次回は…
やっても無害なおまじないについてお話しようと思います。
2014年8月9日